陳恭はすぐに駆け寄り
「おい文達!あれが周直の子、周曄だ」
「周曄?お前が話しをしていた奴か。ならあいつは味方なのか?」
李通は初めての戦場に勇んで出たが少し緊張していたため、よく状況が掴めていなかった
「我が名は陳恭、貴方の軍のお手伝いをさせて頂きにきました。言わば義勇軍です」
陳恭は直ぐ様周曄に話しを持ちかけた
「それはよい!そのまま先鋒に加われ」
「御意!文達ここで名を上げるんだろ」
「わかってる。野郎共!着いてこい!!!」
李通は再び勇んで先鋒に進んで行った
「あの者達ただの義勇軍でしょうか???」
軍師がそう言うと周曄は
「そんな事はどうでもよい、すべては俺の功名になるのだ」
李通はその持ち前の武技で敵を薙ぎ倒していき、賊の軍勢に中心を貫き、次第に中央が開き始めきた