陳恭は黙り込んだ李通を見て

「あまり黙り込むようならなにも聞かないよ。だけど文達、周曄殿を殺したのはまずいよ。なにか策を考えないといけないんじゃないのか?」

「こうなったら周直も殺す」

陳恭はこの言葉に、自らの言葉がでなかった

「そしてそのまま周直の軍も傘下に置く。それでしばらくはこの地を守れる。俺が認める主君を見つけるまでは」

「いったいどうしたんだよ???なにがあったんだよ?」

陳恭は何度か李通に問掛けたが、李通はそのまま反応のはなかった……


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