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五
いよいよ──。
文鴦の念願叶う事態となった。しかし、それは、あまりにも過酷な戦いの始まりとも言える。
司馬師が催した叛乱征討軍の陣容は、まさに今、かれが発揮できる総力を結集したものなのであった。
豫州では──鎮南将軍・諸葛誕が大軍を引具して、安風津より寿春へ進撃。
青洲からは──征東将軍・胡遵が諸隊を統率して、ショウ、宋の両県へ馳せて遊撃の構え。
荊州にあっては──刺史・王基が監軍の任を担って、選りすぐりの精鋭を束ねて、南頓の要地を略取せんと行軍。
総司令たる司馬師は、帥旗をひるがえして、汝陽に本陣を据えた。
すべての指図は、この汝陽からなされるのであった。